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■ レビュー祭
穂高あきらさん主催の「番外編競作第二弾〜禁じられた言葉」のレビュー祭にレビュアーとして招かれました。 多分うちでやってるノベルフリークスでの私のレビューを見ていただいた結果ではなかろうかと思うのですが、他のゲストレビュアーの方々が、それはもう私なんかとは比べものにならないような、きちんとしたレビュアーの方々で、どうしようかと冷や汗垂らしながら書いてます。
穂高さんには「気に入った作品に愛を叫ぶだけでいいですよー」と言われたんですが、私は本当に筋金入りの偏読家で「愛を叫びたいほどの作品」に出会える可能性は多分相当低いと思われるので、普通に「あ、これいいね」と思った作品にレビューを付けていってます。多分、ごく一般の読者さんで言うところの「面白かった」だけで済む作品と「面白くて感想書かずにはいられない!」作品という区分けと同じだと思います。普通だったら「面白かった」と思ったけど感想まではなー、と思う作品にレビューを付けていってる感じですね。あ、でも、ちゃんと「面白かった」と思ったから感想を書いているんであって、無理矢理書いているわけではないですからね。 レビュアーという肩書きが、いつもなら尻込みする私の背中を押してくれているだけで。
ただ、この数日は全然読めていません。何故かというと、ウォーターボーイズをDVDで見てるから。弟がPS2を使っているので、PCでしか見られないんですよー。しかも、普通にオンタイムのドラマだって見たいのあるし、ご飯食べたりお風呂入ったりしなきゃいけないしで、DVD見てると、レビュー候補作が全然読めないんですよね。 引き受けた以上は、責任持ってちゃんと取り組まないと、と思ってるんですが。 ごめんなさい。もうちょっとしたら熱も冷めると思うので、そうしたらちゃんと読みます。そして検索エンジンの仕事もします。溜めちゃっててごめんなさい……。
そんなこんなでウォーターボーイズ。映画版がまだ発売されてないので、手元にあるのはドラマ版1と、2の1話目2話目のみ。 8月25日には2のメイキングブックが出るらしいので、そっちも購入予定です。 で、私、ウォーターボーイズドラマ版て実は最後の方しか見てないんですよ。1話目とか全然知らなくて。で、今回のDVD購入で初めて見たんですが……勘九郎のヘタレっぷりに唖然。私が知っているのは、最終話近くの既に頼れるリーダーになってからの彼なので、最初はこんなにへたれだったのかー、と感心してます。最初の頃は、立松が強引に引っ張ってたんだねー。 ドラマ版のメイキングブックに、シンクロをやりたくて勘九郎と一緒に水泳部に入部した「安田」(ドラマでは一番最後に部員になる彼ね)の説明で「(勘九郎の仲間たち)4人に出会わなかった勘九郎の姿が彼」というのがあったんですが、ああ、なるほどな、と思いました。 勘九郎には立松がいてくれたから、だから一番最初の壁を乗り越えられたのかな、と。そう考えると、5人の中で本当のリーダーは立松なのかなと思ったりもするんですが、でも、その立松が諦めようとしていたのを引き戻したのは勘九郎で。その勘九郎をそこまで成長させたのは立松で。
よく見ていると、勘九郎って本当に頼りなくてウジウジしてるんですけど、何というか上手いクッション役になってるんですよね。対立しそうな仲間の間に入って両方を宥め、そして両方の意見を前向きに取り入れて統一させていく。リーダーシップ、というのとは多分違うんだと思います。リーダーシップは立松に当てはまる言葉だと思う。でも、引っ張っていくのは立松でも、最終的に彼らをまとめ上げているのは勘九郎なんだなぁと思いました。 特に、立松を引き戻した辺から、そういった部分が顕著になり始めましたね。 仲間を一途に信じ、仲間のために奔走し、それは「一番シンクロがやりたいから」というだけではなく、彼の「素直に友を思う気持ち」ではないかと思うのです。そして、それだけ「素直に友を思えること」が彼の強さで、一番成長したところではないか、と。
2では早くも泳吉がその片鱗を仙一の回で見せてましたが、まだ「友情」っていう感じじゃないですね。彼らはどういう風に結束していくんでしょうか。
ところで、1では主役の鈴木(妻夫木)は大学へ進学してシンクロをやっているというSSが、この間の民放の放映後SSで語られていましたが、勘九郎はそれを知ってるんでしょうか。 もしかしたら、佐藤(玉木宏)ら辺からそんな情報を仕入れて、立松と二人で同じ大学を目指してたら面白いですね。 立松は多分、いずれはお父さんの会社を継ぐことになるんだろうと思うんですよ。元々、お父さんのことが嫌いだったわけじゃなく、むしろ大好きで、でも自分の道は自分で見つけたいから、という理由で父親に逆らっていただけで「反発」していたわけではないですから、やりたいだけやったら、さっと気持ちを切り換えて跡継ぎとしてやるべきことをやるんじゃないかと。
でも、勘九郎の場合は、まだここでは終わらない気がするんですよねー。 もちろん、ドラマでの最終目的は学園祭での公演だったわけですが、彼のシンクロへの情熱は「勘九郎ノート」を見てもわかるように熱い物だし、学園祭で公演が出来たからって冷めるものではないような気がするんです。
だから、少なくとも彼は今後もシンクロに携わっていくんじゃないかなぁなんて思いました。それにほら、彼、意外に教え上手だし(笑)
麻子ちゃんとの関係も、どうなるんでしょうね。あのチケットを渡したことで告白になるのかなぁ? どちらにせよ麻子ちゃんとは別の大学に進むわけだし(彼女は美大だもんね)、いつまでも一緒にいられるわけじゃないだろうし。 でも、何だか気が付いたら結婚してました、って感じになってそうな気もするかなー。 いや、あれだけ成長した勘九郎なら、きちんと意思表示出来るかな。 多分、あれ両思いですよね。でも、幼なじみなだけに、きちんと「おつきあい」みたいな手順を踏むのって難しそう。あまりに距離が近すぎて。いやー、前途多難だね(笑)
こういう風に、ドラマのその後を考えるのって楽しいですね。 いつか、今回映画版のその後が作られたように、ドラマ版1のその後もわかるといいな、なんて思います。
2004年07月15日(木)
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