 |
 |
■■■
■■
■ 東京湾景
月9に恋愛やらせると、どうしてもトレンディ風味になるのね。
ある意味、懐かしいけどさ。あ、この場合のトレンディ風味というのは
「世の人々の憧れの的の職業についているヒーロー・ヒロインの普通はあり得ないだろう、小洒落た恋愛ドラマ」(ハーレクインアメリカンスーパーロマンス風)
ではなく
「男と女が出てくればそれは全部恋愛という名の泥沼に引き込まれる運命なのさ」系のことです。(こっちもある意味ハーレクイン風だけども、むしろこっちはヒストリカルとかスタンダード系だね)
姑息だ。あまりに姑息すぎる俊様。 しかも一瞬、冬彦さんがダブって見えたよ、俊様。 大体
「僕たちは婚約している。親同士も公認だよ」
日本語は正しく使おう、俊様。そこはもではなくて、がだ。 本人同士は公認してねーじゃねぇか。
そして、ここに来て亮介母、参戦!? 彼女は今のポジションで言うところのサトエリでしょうか。 亮介父の死亡を伝えたのは彼女ではないかと思うんですが。 彼女は今後、敵になるのか、それとも案外、過去のことを後悔して味方になるとか……ないかなぁ。
俊様母の「妹さんはお姉さんにあまり似ていないのねぇ」発言に、一瞬
実は美香は亮介父と美香母の間の子か!?
と思ったんですが、日記の中で彼が死んだことになってから(日記が終わってから)、美香父が美香母と結婚するまでに3年の年月が空いてるので、それはないですね。いくらなんでもそこまでトレンディドラマ風味にはならないよね。
「やくそく」。
良くやった亮介。 君は俊様の姑息な罠に惑わされないと信じていたよ……!(でも最後まで疑ってたけど)
しかし、あぁ、しかし。(紙芝居風) 美香は彼を裏切ってしまうらしい……!? どうなんでしょうね。8月入ったということは既に1/3消化したということなので、これからどんどんスピーディーに話は展開していくハズですが。
そして、やっと神谷先生のクチから謎が語られるらしい。 これが二人の絆を強くするきっかけになるのか!?
……あぁぁ。昼メロ風味のこのドラマ。絶対いつもだったら見ない種類のドラマなのにー。仲間由紀恵が悪いんだー(責任転嫁)
ちなみに、結構好きです。佐藤隆太&哀川アニキの探偵コンビ。 さて、どうなる来週?
そうそう、以前「在日」というテーマを安直に扱うと、反感を買うんじゃないか怖いです、と日記に書いたと思うんですけど。 今日、俊様がですね。
「うちや美香さんのような民族意識の高い家では、同じ韓国人との結婚が暗黙で決まっている。だから、日本人との恋愛はゲームだ」
みたいなことを言ってまして。
これも反感買ったりしないのかな〜? いやほら、フィクションだからね? あくまで「作り物」だから。 わかって見てる、しかも日本人なら、完全に第三者なわけだし、特になんということもないんでしょうけども。 同じ日本人でも、こういう台詞を聞いて
「あぁ、在日の人ってこういうこと考えてるんだ」
とか安易に鵜呑みにしちゃったりする人、いると思うんですよ。 加えて、第三者なんかじゃない、実際の在日の方にしてみたら、わかったようなことを書くな!とかね? そんな風に見えてしまったりするんじゃないかなーと思ったわけですよ。
まぁ、元々「在日」というテーマを扱うこと自体が難しいわけで。 そういう繊細なものを扱っているということをスタッフは最初から自覚していると思うんですが(ていうか思いたい)。
何だかなー。シリアスな恋愛ドラマにしたかったのかもしれないんだけれど、よりによってそういうテーマ選んじゃうかな〜とか思いましたです。 まあ、相手が在日じゃなくて、ごく普通に留学生とかだったら、こういう雰囲気は出せなかったと思うので「こういうドラマを作りたいと思ったこと自体」が是か否かはともかく、「こういうドラマを作るためにこういう題材を選んだ」のは間違ってないと思いますけど。
自分がどこの国の人間であるかなんてこと、今まで真剣に考えたこともなければ、考える必要もきっかけもなく育ってきた私にとって、日本にいながら日本人ではない、母国に住んでいるわけではない人間の心理は、はっきり言って、こういうドラマや、ドキュメンタリーのような情報ソースか、あるいは身近にそういう境遇の人間と交流を持つことでしかわからないし、多分それでも完全に理解し体感することは出来ないと思うんですが。
とにかく、見れば見るほど、安易に扱って欲しくないテーマだな、と思いました。
2004年08月02日(月)
|
|
 |