15's eyes
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2002年11月27日(水) せんせいがうれしくなること

今週は日記をさぼった。
仕事が遅かったりしたせいもあったのだけど、
書くことはあった。
書くだけで気が重くて、書きたくないこともあった。
でも、
頭を整理しようと思って、書くことにしようと思う。

うれしいことがあった。
今日授業が終わってから、男の子がやってきて
「せんせー今日の授業はいっぱい考えて
なんかおもしろかったよ。」
と言ってくれた。

先生をやっているからには、
「こんな先生になりたい」とか、
「こんな先生でありたい」って時には私も思う。

ただ、残念ながら、新卒のころは
そんな目標もはっきりと探せないまま日々過ごしていた。

私は、過去に自分が習ってきた先生の中に、
神様になるような存在のステキな先生に
出会ってきたことがなかったし、
どちらかというと教師という職業に偏見や、
マイナスな感情を持って仕事に就いた人間だから、
「こんな先生になろう!」っていうはっきりとした
イメージが持てずに最初教壇にたっていた。
ホント情けない…

それが、
今のガッコに転勤してきてから、
猛烈に「授業がうまくなりたい。」と思い始めるようになった。
とってもとってもとっても。

採用試験の論文には、
どんなお題が出ても、
論の筋を「教師は授業が命である」をメインに組み立てていくと
大抵良い点数がもらえるらしい
というテクニックでしか使ってこなかった言葉を
「ホントホントホントに!」
とまで言えるようになった。

成長したってことなのかな?

子どもは、
「やさしい先生」が好きな子もいるし、
「叱ってくれる先生」が好きな子もいる。
「かっこいい先生」にこしたことがないという女の子もいるし、
「美人な先生」であったら他のクラスや学年にも人気がでる。
「スポーツ万能だったらいいな」って考えている子もいる。

なのだけど!
過去を振り返ってみてくださいよ。

学校に必ずいるであろう、
「先生」という肩書きがなかったら
「ただのおやじ」な先生がなぜか子どもに人気があって
囲まれている姿を見たことがあるでしょう?

けっしてかっこいいとは言えず、
ただのおやじがなぜにそこまで囲まれるほどの人気があるの〜??

その秘密はやはり「授業」にあった。
「おもしろい授業」が嫌いな子はいないのね。

けっきょくのところ、
ガッコに来て、勉強する時間が一番長いのだから、
大半過ごす授業時間を楽しく過ごせる相手に
かなうものはいないのね。

はー
それに気づいた私は、
ホントに授業がうまくなりたいと思った。

若くて子どもにちやほやされるのは今のうちだけだ。
毎日はとってもとっても無理だけど、
これだーって思う、授業ができなければこの先やっていけない。

そう思って1年半今のガッコで働いてきた。
そうして、そうして、
ついにダイレクトで
「授業がおもしろかった」って聞けた!
うれしいな。
うれしいな。

これからもがんばろう。



















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