15's eyes
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2002年11月29日(金) とてもショックな出来事

はぁ…
これを書いているのは日曜日。
しかしこの日付は金曜日…
いいかげんに追いつけよって感じだわ。

金曜日は私にとって、ちょっとショックなことが起きた。

何度かこの日記に書いている元彼と復活した友人と食事をした。
しばらく連絡がなかったから、
遠距離の元彼とうまくいってるのかな?と思って、
今日はそののろけ話でも聞こうと思っていた。


彼女の家の近くのイタリアンレストランで食事。
彼女が突然言った言葉は、
「私、仕事3月で辞めようと思って。」

彼女と私は研修で知り合った仲。
私は、彼とは職種が違うから、
仕事の相談といえば、専ら彼女が多かった。

突然の言葉で青天の霹靂。


どうして?????
どうしてやめちゃうの?????



「彼のところに行こうと思って。
行かないと、また、きっとだめになると思って。
それに、私、もうなんだか疲れたの。
早く落ち着きたい…。」


ちょっとすぐに言葉が返せなかった。
それは、
彼女の顔が
彼女の口調があんまりにも
いきいきしたものではなかったから。


仕事…
彼女は今年の春転勤して、新しいガッコに入ったばかりだった。
それは彼女にとって2校目の学校。

私も去年転勤したから、痛いほどわかるけれど、
新卒の教員の場合、2校目の環境がどれほど大事か。

1校目で教員としての基礎みたいなものは覚えるけれど、
2校目は1校目でどれだけの仕事と研究をしていたかが問われる。

そして、
公立とはいえども学校によって
校風も研究体制もゼンゼン違う。

だから、
1校目と2校目とのギャップって大きくて、
3校目だったら過去の経験を振り返るけれど、
2校目はまた「一からやりなおし」みたいな感じで、
今まで積み重ねてきた積み木をまた、
積み直す作業って必要になってくるんだよね。


加えて、20代後半という年齢。
特に彼女の大学の仲良しの友達はみんな結婚して、
専業主婦になってる人ばかりだという。

きっと仕事も、
これからの未来にも、
考えることが多くて、
考えてしまって、
どうしようもなくなっちゃったんだろうな…

私は、励ますことができなかったと思う。
私に、何が言えたの??
悲しいけれど、私は彼女のほしい言葉は返すことができなかったと思う。


あー。
なんだか支離滅裂な文章なんだけど。



私、残念だったの。
彼女に暖かい言葉表面的にはかけたけれど、
心の底から喜べなかったの。
そんな自分が悲しい。


悲しくなったのは、
友達が、遠くへ行くからじゃない。
仕事の愚痴こぼせる友達が減るからじゃない。


いつも新しいことにわくわくしてて、
前向きにいろいろなことしてた彼女が、


新しい生活にゼンゼンわくわくしてなかったらなの。


仕事捨てて、
今の生活捨てて、
ゼンゼン違う場所に行くと言うことは、
それでも行くと言うことは、

彼のことやっぱり好きだから、
何よりも代え難いからかなって思ってた。

でも、私がそう聞くと彼女は、
「残念だけど、まだそこまで彼に気持ちはいってないの。
たぶん、そんなふうになるのは、もっと時間がかかると思う…」
って言ったの。

「じゃぁ、どうして?」
どうして、彼のところにいくの?
私は聞きたくて、聞いた。

「なんかね、安定したいの。
彼は、私のことが必要で、大切にしてくれるし、
想われる恋愛もありなのかなって思った。」
彼女は、もう決めたのときっぱりと言った。

私は、それ以上このことは、何も言えなかった。


人の価値観だから、間違いなんて、ナイと思う。
そういう恋愛もあるのだと思う。
私もそう思ってたときがあった。
今、たまたま私がそんな恋愛をしていなくて、
そんな気持ちになれないだけなのかもしれないし。


ただ、
彼女には言えない、
悲しい気持ちが残るのはどうしてなんだろう。


数年前に、お互い彼がいないときに、
「いい恋みつけようね。」
「絶対好きになれる人をみつけようね。」
って何度も話しながら話した相手だったから。

恋愛をするために、
常に前向きで、
友達として憧れてた部分もあった彼女だったから、
悲しくなってしまうの?

何も、彼女のこの先が不幸になるわけでもない。
今の自分にとっていろいろ彼女は彼女で考えて、
ベストな選択をしたに違いないというのに。

でも、
彼女のやけに淡々とした口調を
思い返すたびに、
「これでホントに良かったの?」
って思ってしまう。

私はその夜、理由もはっきりしないまま、
一人で泣いた。




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