15's eyes
- 2002年11月30日(土) 落ち込んでいるときの処方箋
昨日の話を彼に伝えようかと思って、
電話をすると、
あいにく接待でごはんをたべているということ。
話したら、楽になるのかもしれないと思って、
だから、彼に言おうと思っていたのに。
10時過ぎに戻るっていうことだったのだけど、
私は次の日も仕事だし、
落ち着いて考えて、
もう一晩、自分で復活する方法を考えた。
どうしようもないことって、
人に言うと楽になる。
行き場のない思いって、
人に言えば楽になる。
そういうときに、
どうしてあの人はいないの?
遠慮…
と、とられれば、そうなのだろうけれど、
私は夜11時過ぎまでねばって
電話を待つほど、
相手にゆだねる気分にはなれなかった。
強がりなんだけど。
話してどうなる?
結局は人の価値観の違いで。
私は私のままでいいのだと、
その考えでいいのだと、
言ってもらいたいだけ。
あぁ、
自分で結論は出てるというのに、
どうしてこう気持ち悪いんだろう。
結局、
大人も、子どもも、
いくつになっても、
人間って、
自分で自分がわからなくなってしまいそうなときに、
誰かに自分の価値を認めてほしい生き物なんだね…
その日、
私は、彼にレスを送って、
「もう眠るから、なんとか大丈夫。」と言って、
ふとんに入った。
はい、強がりです。
かわいげないです。
私は、いてほしい時にいない、
彼をちょっと憎らしいと思った。
同時に、
強がった自分を嫌な女だと思った。
なかなか眠れなかったけれど、
私は眠った。
頼るモノがすぐにないときには、
やっぱり時間なのだわ。
納得いかない気持ちの行き場を沈めるためには、
時間しかないのかな…
次の日、日曜だというのに、
仕事に出かける私に1通のメールが。
「大丈夫?しんぱい」
彼からだった。
遅いんだよ。
駅に向かいながら、
空を見上げると、青かった。
こんなに天気がいいのに。
その空は、まぶしくなかった。
ちゃんを見ることができた。
おかげで信号一つわたれなかったけど。
成長するということは、
自分の足で立てるようになっていくこと
こんな私も、
ちょっとのことで、
めげなくなったんだわ。
彼に頼らずに、
次の日に、
何事もなかったように、
仕事をする自分がいた。
私はそんな自分をよくやったわと思いつつも、
かわいげないなって思った。