誰に恋したかも分からずに、陸に上がったマ−メイド失ったのは魅惑の声と、足となった妖艶な尾愛を誓いあえねば泡と消える運命だけど、それだけが彼女を待つ定めだから、彼女は笑って受け入れるのでしょう。 マ−メイド家への帰り道との引き換えに手にいれたのは、誰かへと会いに行くためへの道。導いた声と引き換えに得たのは、導かれるための声。陸にあがったマ−メイド、彼女は人になった。