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2002年04月26日(金) 狂気恋愛、、客観的不幸と主観的幸福





泣いた。

小説読んで、泣いた。

初めてだよ、多分。
「久しぶり」、の方が正しいのかもしれないけど。

正夢になったら、どうしよう。
あの小説みたいに。
Yが死んだ夢なんて、
私がYを殺した夢なんて、
今まで絶対に見たこと無いけど。

見てしまったら、
正夢になってしまったら、、
どうしよう。

真剣に思った。
そうしたら涙が溢れて。

どこにでもある話。
小説、なんて、みんな考える事は、
結局似てる事ばっかだし
仕様が無いし
何処かで見たことあるような話で。
だけど、
なんでか今日は泣いた。
言葉とか、表現の仕方とか、
波長が合ったんだろうね。

涙が溢れて止まらなかった。

交通事故で、
私を庇ってYが死んだら。

私はきっと狂うと思った。

小説と同じ運命を辿るな、
と思った。
シャワーとか、水道とか、
そんな水なんかで流させやしない。
Yの血が乾いたら。
私の体についた血が、、
完全に乾いたら。
私も、後を追う。

私があの主人公で、
ヒーローがもしもYだったら。

運転手を恨む気は無い、
けど、、
どうせならもっとスピードを出して欲しかった。
私を轢き殺して欲しかった。
Yが私を庇う前に、
私を殺して欲しかった。
きっと私もそう思うよ。

Yだったら、
きっと庇うだろうね。
小説のヒーローに、
Yが良く似ていた。

だからかな?
余計に滴が溢れて。

如何し様も無くて。

気持ちが溢れて。

狂いそうだった。

Yが死んだら、
私はきっと後を追うよ。
「何馬鹿な事いってんの?」
とか言って、
また笑われそうだけど。
本気、だよ。

狂ってるって言われても、
気にしやしない。
コレが私なんだよ。
Yさえ分かってくれればいい。
他人なんて興味ないね。

冷たくなったYを抱いて、、
冷たくなった唇にキスをして、、
そうして私は絶対Yを離さない。
警察とか、救急隊の人とか、、
引き離そうとしても、離さない。
傍観者たちがヒソヒソ話していたって、
気にしない。
気にしていられない。
興味が無い。

Yがいなくなった世界なら、
ね?興味なんて無いよ。

そうして血が乾いたら。

私は数日普通に暮らすの。

そうして薬屋に行って、
そうして薬をいっぱい買って。

ある日突然死ぬの。
勿論薬を飲んでね。

あの日の服を着て。
あなたの血のついた服を着て。

あなたと一緒に死ぬの。

例えばこの小説が本当なら。
わたしはこうやって死ぬ。
それが私の理想。

これが私の理想像。

狂ってるって思われてもかまわない。

狂気恋愛で構わない。

だって仕様が無いじゃない?
それほど愛してしまったんだもの。
大切なのよ、命より。

だれにも口出しなんてさせやしない。

私はあの人と永遠に一緒に居るの。

話したい事とか、まだいっぱいある筈だから。

もう2度と、離れないの。

客観的不幸、、
でも主観的幸福。。

これが私の理想像。




いや、ダークっすね。
でもね、本当なんだよ。
狂気、良いじゃないっすか。
Yが、好き。
それの最高潮なワケでしょ?
なんて、幸せ、、
なんて、素敵。。



長くてゴメンナサイ、、
読んでくれた方、本当にありがとう。。









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