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人物紹介

「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛

「T君」−友達のダンナの親友。
1歳年上。
私の事が好き?みたいです。

「H君」−出向先の人。元カレ。
6歳年下。
すごく好きだったけど、フラれた。

「 I さん」−同じ会社の元上司。
3歳年下。
好きだった人

「Nさん」−元元彼。
6歳年上。交際2年9ヶ月。
憎まれてます

「Aさん」−10歳年上。
既婚者子持ち。
昔々の好きな人。

「あの人」−元元々彼。2歳年上。
1ヶ月でバッサリふられました。
私の通っていた大学の職員。


あなたには届かない

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2003年03月15日(土)
卒業〜「H」との事

3月15日は卒業式だった。

朝から、あいにくの雨。
なんだかすごく、悲しい感じがしてくる。

泣いても笑っても、これで最後。
この大学のキャンパスで過ごす生活。

私は、長い学長の話の最中に、ぼんやり今までの事を思い出していた。
大学に入学したばかりの頃の、期待と不安。
仲間と夜中まで騒いだ事。
夏に海にゼミ合宿に行った事。
「H」と出逢った事。
「あの人」との事。
「後輩」との事。

ただ、学校を“卒業”するだけじゃない。
今日は、いろんな事からの“卒業”
もっと、もっと、強くなるために…。

最後に、「H」とちゃんと話そうかと思った。
でも、実際に顔を合わせると、お互い、何も言えなかった。
その後、「T君」に言われた。

「最後くらいちゃんと話さないと、絶対後悔するよ。」

その言葉に、私はハッとした。
私は、今までずっと逃げてきた。「H」とちゃんと話をする事から。
これじゃ、ダメだ…。

でも、面と向かう勇気はなかった…。
私は「H」にメールした。


“もう、恋愛感情はないけど、仲間として、これからも応援してる。頑張れよ!
 それから…、いろいろゴメンネ…。”

「H」からの返事。

“俺こそ、ごめんな。またいつか笑顔で再会しような。じゃあな、元気でな。”

不思議なほど、胸が軽くなっていった。

“ごめん”

たったそれだけの言葉。
ずっと言いたかったセリフ。
ずっと言って欲しかったセリフ。

涙が、出そうになった。

もっともっと早く、私が大人になれればよかった。
もっと上手に振る舞えたらよかった。
もっと早く「H」との関係を修復できてたらよかった。

ごめんね、「H」。「H」だけが悪いんじゃない。
私も、ずっとずっと「H」を苦しめていたんだよね。
最後の最後で、やっと修復できた。
最後だから、出来たのかもしれないね…。

それから私は、お世話になった職員の方や、教授に挨拶に行った。

「後輩」の昔のゼミの指導教官には、私も可愛がっていただいていたので
研究室に挨拶に行った。
その時…、





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その教授は、彼女の今のゼミの指導教官だったんだ…。


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