
人物紹介 ☆ 「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛 ☆
「T君」−友達のダンナの親友。 1歳年上。 私の事が好き?みたいです。 ☆
「H君」−出向先の人。元カレ。 6歳年下。 すごく好きだったけど、フラれた。 ☆
「 I さん」−同じ会社の元上司。 3歳年下。 好きだった人 ☆
「Nさん」−元元彼。 6歳年上。交際2年9ヶ月。 憎まれてます ☆
「Aさん」−10歳年上。 既婚者子持ち。 昔々の好きな人。 ☆
「あの人」−元元々彼。2歳年上。 1ヶ月でバッサリふられました。 私の通っていた大学の職員。 ☆
あなたには届かない
翼
MAIL
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2003年03月15日(土) ■ |
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卒業〜「H」との事 |
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3月15日は卒業式だった。
朝から、あいにくの雨。 なんだかすごく、悲しい感じがしてくる。
泣いても笑っても、これで最後。 この大学のキャンパスで過ごす生活。
私は、長い学長の話の最中に、ぼんやり今までの事を思い出していた。 大学に入学したばかりの頃の、期待と不安。 仲間と夜中まで騒いだ事。 夏に海にゼミ合宿に行った事。 「H」と出逢った事。 「あの人」との事。 「後輩」との事。
ただ、学校を“卒業”するだけじゃない。 今日は、いろんな事からの“卒業” もっと、もっと、強くなるために…。
最後に、「H」とちゃんと話そうかと思った。 でも、実際に顔を合わせると、お互い、何も言えなかった。 その後、「T君」に言われた。
「最後くらいちゃんと話さないと、絶対後悔するよ。」
その言葉に、私はハッとした。 私は、今までずっと逃げてきた。「H」とちゃんと話をする事から。 これじゃ、ダメだ…。
でも、面と向かう勇気はなかった…。 私は「H」にメールした。
“もう、恋愛感情はないけど、仲間として、これからも応援してる。頑張れよ! それから…、いろいろゴメンネ…。”
「H」からの返事。
“俺こそ、ごめんな。またいつか笑顔で再会しような。じゃあな、元気でな。”
不思議なほど、胸が軽くなっていった。
“ごめん”
たったそれだけの言葉。 ずっと言いたかったセリフ。 ずっと言って欲しかったセリフ。
涙が、出そうになった。
もっともっと早く、私が大人になれればよかった。 もっと上手に振る舞えたらよかった。 もっと早く「H」との関係を修復できてたらよかった。
ごめんね、「H」。「H」だけが悪いんじゃない。 私も、ずっとずっと「H」を苦しめていたんだよね。 最後の最後で、やっと修復できた。 最後だから、出来たのかもしれないね…。
それから私は、お世話になった職員の方や、教授に挨拶に行った。
「後輩」の昔のゼミの指導教官には、私も可愛がっていただいていたので 研究室に挨拶に行った。 その時…、
その教授は、彼女の今のゼミの指導教官だったんだ…。
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