ゼロの視点
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2002年12月12日(木) 神父の置物

 去年の夏のバカンスは、ポルトガル領のマデイラ島だった。バーゲン価格
(笑)の5星ホテルゆったりプラン・・・・・。

 ま、いくらゆったりとはいえ、何もしないでいるのも耐え切れなくなった頃、夫とふたりでフラフラと観光を始めた。お土産屋とかにはまったく興味のない私達なのだが、ポルトガルというお国柄、宗教的(ま、カトリック)のものが土産品としてたくさん売られているので、冷やかし半分で見学。

 なにしろ、私は意識的な無神論者、そして夫はアンチ・カトリックという組み合わせ。キッチュなキリストの置物などを見ると、もう嬉しくてたまらないのだ。真面目すぎる置物は苦手だけれど、とこかにユーモアがあれば、もうお買い上げ決定!!。

 たまたま見つけた"Padre Cruz"の置物・・・・。日本語ではCruz神父さんと訳せばいいのかな?。かれの置物が妙に私達のツボにはまったので、小さい彼の全身像の置物と、大きい彼の胸像を即座に購入。

 その直後、暇だったので4WDでの林道クルーズに参加してしまい、上下左右にグシャグシャにクルマに揺られ、ホテルに戻るとすでにちいさなCruz神父の全身像の置物の首が飛んでいた。首チョンパになってしまった神父像を見て、子供のように興奮している私達・・・(汗)。夫はすぐさま赤マジックで首の切断部分を塗り、ギロチンで処刑されたようにソレを加工していた。

 しかし、胸像のほうは、無事だった。しかし、だ・・・・。とうとう昨日、Cruz神父に第2の悲劇が起こった。彼は、我が家のテレビの上に一年以上鎮座していたのだが、その上に備え付けていたランプが落下し、見事Cruz神父に命中!!。再び首チョンパになってしまった。映画「オーメン」パート1で、ガラスが滑ってきて首チョンパになってしまうシーンを彷彿させる。

 胸部は粉々になってしまったが、やはり今回も頭部は健在。ということで夫は、大きい胸像の残ったCruz神父の頭を、以前の小さい全身像のCruzの首から下の身体に接着剤でくっつけた。文字どうり“アタマでっかち”な神父様の出来上がりっ!!。ドグマに走りすぎるタイプの神父様の典型像となってしまいました、とさ・・・・・。

 そして、ますますキッチュになってしまったCruz神父は、現在、トイレに設置されている。彼は、そこで何を瞑想しているのだろう?!?!?!。


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