ゼロの視点
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2002年12月23日(月) クリスマスプレゼント考

 日曜日の朝からネットのモデムが壊れて、メールもなにもできなくなっていた。朝一番でプロバイダー元に抗議電話する。

 明日からは、姑の生息地であるブルターニュ地方へ行く。金曜日の夜に戻ってくる予定だが、その間まったく仕事ができなくなるので、なるべく今のうちに進めておく。とはいえ、なかなか進まないので、明日の昼に乗車するはずだったTGVの時間を夕方に急遽変更。

 姑には申し訳ないが、本当にクリスマスのディナー直前に現地に入るという日程になった。

 夫のいとこMが40代半ばにして未だ独身。いつもいつも、彼がどうして独り身なのか?、という話題をジャンママや、その仲間が色々と噂している。本当にこういったことは、古今東西変わりがない・・・・・。個人的には、そんなの放っておけと思うのだが、古い世代には、“独身=結婚できない”という否定的な概念に、自然と置き換えられてしまうらしい。

 しかし、だ。今年はM氏、とうとう彼女を見つけて、ノエルのディナーに連れてくるらしい。もう、一族はその話題でもちきり(笑)。ちょっと冷やかしてこれを書いている私でさえ、彼女がどんな人なのか興味津々だ。

 M氏と彼女は知り合ったばかり。なのでこれから続くか否かは神のみぞ知る?、こと。さてどうなりますやら・・・・。

 ところで、クリスマスプレゼントの用意をしていてつくづく思ったこと。こちらではクリスマスは、日本での正月のようなもの。家族で集い、クリスマスプレゼントの変わりに、日本ではお年玉をあげる。
 
 いろいろかさばるプレゼントを旅行鞄に詰め、TGVに乗って移動することを考えると、お年玉のほうが場所もとらないし、プレゼント探しに奔走する必要もなくて、便利じゃないかと思った。

 でも、しばらく考えているうちに、プレゼントのほうがフランス人には都合がいいのではないか?、という疑惑にいきつく・・・・。手間隙かけても、安上がりのほうがいいのだろう、と。日本のように暗黙でいくらと決まっていると、きっとケチなフランス人には痛手に違いない。最も身近な親族だけならまだしも、大家族になったら、金なんぞ配ってられない、配りたくもないというのが本音なんじゃないだろうか、と。

 その点、プレゼントだったら、うまくラッピングしてしまえば、それなりのものに相手を一瞬錯覚させることもできるし(笑)、出費も押さえられる。

 さて、ちなみに夫は、毎年家族にあげるプレゼントを購入しない。特に自分の母親に対してのプレゼントを購入している夫の姿など見たこと無い。では、彼は毎年どうやって、この時期を凌いでいるか?!?!?!。

 彼は、家中にあるガラクタを見て回る。そしてテキトーにみつくろって、それを私が日本人であるゆえの特技“ラッピング”でキレイにして、それをあげるのだ。廃品回収か?!?!?!、と首を傾げたくなる。

 きっと夫の例は特殊だとしても、いずれにせよ、クリスマスのただのシンボルとしてプレゼントを交換するのは、個人的に好きではない。出費してもしなくても、結局、自分の本当に欲しいものじゃないものをもらった場合、端的にいえば、廃品回収的な意味合いが発生すると思うのだが・・・・・。

 ああ、小切手が欲しいっ!!。
 


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