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家族 その2。 - 2005年03月11日(金) 闘病日記のようになってしまうが。 彼の様子は思わしく無い。 毎日、朝一番に実家に電話をかけて 彼の様子を聞くのだけれど 昨日の朝 電話をかけると ぐったりしていて 食事の時も身体を支える力もないので、食べてるうちに 手がべたっと前に投げ出して 床に腹ばいになってしまうと 母がいってたから 彼の状態が更に悪くなったのでは無いかと とても心配になって仕方なかった。 実家に帰って様子をみてみると、まだ玄関の扉も開いていないのに 力強い鳴き声が聞こえたので その声を聞いて 幾分か 胸の不安を取り除く事ができた。 彼は いつも私をみると 目の前で喜んでくるくるとその場で 周りながら尻尾を振ってくれる。 片足を悪くしてからも それでも足を引きずりながら 彼はそうしてくれていたから その様子が彼なりに とても可愛くて健気に見えて 私は好きだったのだけど 今は腰から下を立たせる事は とても容易ではないようで 座ったまま尻尾を振って 目を輝かせてくれる。それが とても可愛くて また哀れだった。 彼の様子をみていると 少なくとも二日前よりは 少しは状態はマシなようで、チアノーゼの度合も ほんの少しは軽減したようだった。 水の摂取量をコントロールしているから 当然なのだろうけど ほんの少しだけ 気力も状態も改善しえいるようには見えた。 体重の比率からして 水の摂取量が600〜800ミリになれば 薬の効果がでてきていると判断できるのだけれど 今のところ、制限しているからではあるが、1日1リットルなので 薬も少しは効いているのでは無いかなと思えた。 ようやく安堵していた。 彼を傍で見ていると 自分の目でひとつひとつを確認できるから 一応安心できる。 実家に帰った日は 旦那様の食事は抜きで、彼には外食を お願いしている。その上、家とは反対方向の実家にまで 片道1時間弱かけて仕事を終えた深夜に迎えに来てもらうので デュンのことでは彼にとても負担をかけてしまっている。 その彼にデュンの血液データの話をすると じゃあ ちょっとみてあげる という。 犬の身体と人間の身体は数値は違うものだとばかり 思い込んで彼には最初からデータの相談はせずにいたのだけれど それほどの違いは無いらしいと知り なんだか一気に霧が晴れたような気がした。 彼に数年前からのデータをみてもらうと もっとずっと前からホルモンバランス異常を示す数値がでているという。 どうしてそんなことを気付かなかったのかと不思議がっていた。 犬のクッシング症候群は一般的な病気だとネットにのっていたのに なぜ今までかかった獣医たちは そんな病気すら 診断する事ができなかったんだろう。 とても腹立たしいし 歯痒くて仕方が無い。 もう内科的治療しかできない状態になってようやく 彼をクッシング症候群だと診断した。 責任感の違いで これほどまでに無力なのかな。 獣医学を勉強しているのではないのか。 まあ、いまはとにかく そんな感じだ。 動物は言葉を話さないから 何か徴候がでたときには 重症化していることが多いのだろうけれど 動物でも毎年 定期検診をせねばならないのだなと思った。 それが役立つのは データをきちんと読める獣医がいて はじめて成り立つのだろうけど。 昔は 犬は病気をしないと思っていた。 私が無知だったからだけど 少し考えれば そんなことはあるはずが無いと わかる事なのに。 本当に馬鹿だな。 私はデュンに 何一つしてあげていない。 それはデュンだけでなくて 私の大切な人たちに 私がしてもらったのと同じだけのことを 何も返せてはいない。 そう考えると 私なんて本当に無力で役立たずで どうしようもない存在なんだなと 嫌になって来る。 後悔しないように いっぱいいっぱい いろんな事をしてあげたいのに。 あとから振り返った時に 自分が至らなかったことばっかりを思い出す。 デュンをあの日にお散歩に連れていってあげなかったこととか パンを勝手に食べてしまって 怒ってしまった事とか 何時間も家にひとりぼっちに置き去りにしてしまったこととか あのとき 身体の事も考えずに 沢山走らせてしまったこととか。 本当にいろいろ。 ...
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