度々旅
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今日は、知り合いに御馳走してもらう予定だったが、なんだか気乗りがしなく、疲れて体調もあまり良くないのでキャンセル。でも、ちょっと人とだらだら話したくて、近所の友人の家へ学校帰りに寄った。
友人の部屋の窓は西向きで、正面にはちょっと高めのマンションが建っているためなんとなく暗い。私の部屋は東向きで、朝は強い光が入ってくるが昼近くになると日陰になる。西向きの部屋の方が午後はきっと明るいのだろうと思っていたのだが、友人の部屋は寧ろ寒々しいかんじ。なんだか、西日というのは寂しさが漂っているものだなと思った。
夕方と朝方の空の色は似ているし、西から差す日と東から差す日も同じようなものだろうと思っていたが、実はそれぞれ全く違う。不思議。とてもゆっくりした動きだが、私たちは太陽の運行を感じとっているのかもしれない。
友人の部屋は4階で、窓からの眺めは悪いがアパートの廊下からの眺めは良い。帰りにそこから空を見ていたら、雲の隙間から光が地上へと差していた。疲れていた私と友人は、しばしぼーっと眺めなぜか懐かしい気分になっていた。そんな友人の家の換気扇の窓に、ツバメの巣ができていた。
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